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 我が国は、世界で最も早い速度で高齢化が進んでおり、平均寿命は確かに延びていますが、この平均寿命の延びに健康寿命、すなわち、自立度を保てる寿命が追い付いていないということが重大な問題となっています。

 健康寿命は3年ごとに算出され、厚生労働省が2018年3月に発表した2016年度の数値が直近の数値になりますが、男性72.14歳、女性74.79歳で、前回調査の平成13年と比べて、男性は0.95歳、女性は0.58歳延びています。

 ちなみに、兵庫県は、男性72.08歳で全都道府県中21位、女性74.23歳で39位と、残念ながらいずれも全国平均以下となっています。

 一方、平均寿命は、2019年7月に公表された簡易生命表によると、男性81.25歳、女性87.32歳と過去最高で、世界的には男性は3位、女性は2位です。

 以上のことから、計算上は、寝たきり、もしくはそれに近い状態、つまり要介護の状態で、この差の10年前後を過ごさなければいけないということになります。

 百獣の王ライオンでも、巨大な象でも、牙や歯を失うということは、すなわち、死を意味します。動物は、口から食べられなくなれば、生きていくことができないのです。

 しかしながら、人間はといいますと、歯を失った方には、入れ歯などでしっかり噛めるようにすることで、そして、要介護の状態になった場合でも、歯科医療を通して自分の口で食べることで、より人間らしい人生を送っていただくことができます。

 われわれ歯科医師の責務は、多くの歯を残し、しっかりと口から食べることを通して健康寿命を延ばすことにほかなりません。

 歯科医療は“食べる”、“話す”など、『日々の生きる力を支える生活の医療』と考えています。

 神戸市北区歯科医師会は現在96名の会員で構成され、妊産婦から、幼児、学童、学生、成人、高齢者にいたる全ての区民の皆様が、安心して良質な歯科医療をいつでも、区内どの地域においても受けられるような体制の構築に努力しております。

 一方で、区民の皆様に、お口についてもっと理解していただくためのイベントの開催や、予防活動の充実、そして、我々歯科医師のレベルアップを目指した学術研修にも積極的に取り組んでいます。

 我々が提供する歯科医師会の活動は、豊かな食生活、笑顔と会話のある暮らしをおくっていただくためのものです。心身共に健康で生きがいのある生活は『お口の健康』から始まります。

 神戸市北区歯科医師会は今後とも、区民の皆様の健康長寿と、QOLの向上に努めていく所存でありますので、「かかりつけ歯科医院」として北区歯科医師会会員証の明示のある歯科医院を受診していただけますようお願い申し上げます。
神戸市北区歯科医師会
会長 西尾嘉高
 
 
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